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きらびやかな横浜中華街のシンボル「関帝廟」。 [文化想造塾<社寺>]

横浜の夜を過ごすなら「中華街」ということで繰り出した。
過去に行ったことはあるが、前回がいつだったかも記憶にないくらいむかしである。

ただ記憶に残っていた唯一の建造物が「関帝廟」だった。しかしながら訪れたのは今回が初めて。ご存知のとおり、中華街でひときわ目をひくきらびやかな廟(中国寺院)は、三国志で有名な関羽が祀られている。

日本が開国し横浜の港が開かれたのは、ご承知のとおり幕末の1859年。多くの外国人が横浜を訪れ、居留地をつくり暮らすようになった。その中のひとりの中国人が関羽の木像を抱いて、現在の地に祠を開いたのが関帝廟の始まりだとされている。
歳月を経て、1990年に、中国の伝統建築技法を駆使し建造されたのが、現在の第四代関帝廟。このきらびやかさは中華街の中でもひときわ目立った存在である。

なぜ、あの三国志の関羽が祀られているのか? これに疑問を持つのは私だけではないと思う。ウィキペディアによると、関羽は、信義や義侠心に厚い武将であるのは三国志を読まれた方は同意されるはず。民衆によってさまざまな伝承や信仰がうまれたようである。そしてその後の王朝が関羽を神格化していった。

さらに、関羽は塩の販売に関わっていたという言い伝えがあり、その商売に欠かせないそろばんを発明したという俗説までが生まれた。そのために世界中に散らばっている華僑の商売繁昌の神として祀られているという。

とにかく見てのとおり、牌楼の門をはじめ本殿、さらには本殿の屋根の龍などには中国伝統技法による細かな木彫の彫刻に鮮やかな色や金箔が施されている。とくに本殿内の装飾品や天井、壁面等々には見るも鮮やかな極彩色で宇宙が表現されている。

訪ねたときは閉院10分前だったが、外にある大きな香炉からは線香を焚いた煙がもくもく上がっていた。驚いたことに、匂いがない。地域のことを考慮しての匂いなしの線香かなと。

横浜は、港のある景色、居留地、近代建築物などなど見応えのあるスポットも多いが、この中華街の景色に改めて圧倒され、中国建造物の趣に興味をもった。再度、ゆっくりこの地を歩いてみたいと思っている。

つづく。次は「横浜媽祖廟」。

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