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文化想造塾【逸品殿堂】 ブログトップ
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伊藤弘之先生の展覧会、尼信会館で。 大型施設への寄贈を視野に。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

先日、油絵の伊藤弘之先生の展覧会を尼崎の尼信会館で鑑賞させていただいた。ご近所なので先生の車に便乗させていただき会館へ。

傘寿を過ぎても第一線で活躍されている画家さん。近代美術史に多くの画家を輩出している独立展のメンバーである。

 

尼信会館での展覧会は数年ぶりになるが、この季節にぴったりの桜の絵も出展されていた。伊藤先生の絵は写実的な描写を越え、メリーゴーランドや木馬が絵中に陰影され浪漫的な印象を強めている。


今回の出品作品の中では、桜の中に、またアメリカのグランドキャニオンの中に、さらにアクロポリスの中にもメリーゴーランドや馬の陰影が描写されていた。

4号という小さいものから200号までのものが24点展示されている。とくに大型サイズのものは輿入れ先を探しておられる。幼稚園や学校とか公民館、社寺など大型施設に寄贈できたらというご希望があるようだ。

 

精魂込めて描かれた作品群が一同に鑑賞できるものそう多くはない。415日(日)まで開催されるので、ご興味のある方は、ぜひ訪ねてみてください。


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好奇心をくすぐる児童書。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

小学生の女の子に大人気の “あびるやすこ”さん。
おじさんには、まったくといっていいほど馴染みがない。
職場の席を隣にする女性の先生が図書館から借りてこられた一冊である。
見てのとおり、とっても可愛らしいイラストが表紙を飾っている。

「この本は、なんですか」
目に焼き付いたので、ついつい尋ねた。
「児童書というか、小学生の低学年にとっても人気の絵本です」
タイトルが ”なんでも魔女商会 お洋服リフォーム支店 ”。
おもしろそう、と思いページを捲ると、こんなおやじでも引き込まれていく。
不思議な魅力があるものだ。

その不思議な魅力になっているのが「好奇心」。ヒロインの女の子の好奇心をどんどん膨らませていく展開になっている。読む側も自然に吸い込まれていく。
年齢に関係なく「好奇心」という知的情緒の根源をくすぐられると思いも寄らない展開がまっている。

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静かに佇む「祥福僧堂」 [文化想造塾【逸品殿堂】]

六甲山系の西端のすそ野に静かに佇む「祥福寺(僧堂)」がある。知る人ぞ知る臨済宗の寺院で、修行僧のための専門道場のひとつである。


山から吹き下ろす風を感じ、落ち葉やゴミひとつない、履き清められた庭に立たずむと、俗人を受け入れない閉ざされた空気を感じる。


厳しい修行に励む修行僧の息遣いが、風や空気を通し見えてくるようだ。

観光寺院とは一線をおき、これぞ禅寺のあるべき姿なのか、と自問する。


厳しい修行をつんだ後に、その僧の行くべき道はどこなんだろう。俗界は見えてないのだろうか。



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長田神社の神事「追儺式」 [文化想造塾【逸品殿堂】]

今日は立春。

二十四節気の一つ。暦の上で春が始まる日。快晴に恵まれているが、寒波続行中で春の兆しは微塵も感じられずお預け。


立春の前日が節分。至るところで節分祭が行われたようだ。地域の特徴をいかした節分祭の中でも、神戸 長田神社の節分祭は室町時代から受け継いでいる古式床しい伝統神事として有名のようである。


昨日、この節分祭を観に行ったが、みぞれ混じりの寒さに震えながら追儺(ついな)式というのを鑑賞させていただいた。

観ただけでは理解し難いので調べてみると、古式神事の荘厳さを感じさせる神事というのがわかる。


鬼役になる方々の本番までの禊ぎは半端ではない。具体的には前日から鬼役の禊ぎが始まる。何よりも当日の朝の、7名の鬼役の方たちは、須磨浦海岸で海に浸かり心身ともに清め神々の遣いに変身する。そして浜で褌いっちょうで舞の練習を重ねる、という。


通常なら鬼は嫌われるものであるが、この追儺式に登場する7匹の鬼は、神からの使者として登場するようである。

たいまつの炎で種々の災いを焼き尽くし、太刀で寄り来る不吉を切り捨て、天地を祓い国土を清め、一年の無病息災を願うと同時に、一陽来復の春が再び巡り来るのを喜び祝う。


7匹の鬼は、一番太郎鬼(いちばんたろうおに)、赤鬼 (あかおに)、青鬼(あおおに)、姥鬼(うばおに)、呆助鬼(ほおすけおに)、大役鬼といわれる餅割鬼(もちわりおに)、尻くじり鬼(しりくじりおに)の七匹の鬼、又太刀役(たちやく)と云う五人の童児(十歳前後)、肝煎り(きもいり)という世話人等数十名が奉仕する。


追儺式典は午後からあり1時から6時ごろまで順次それぞれの鬼の踊りが続く。最後に、この行事の最高調の見せ場である餅割行事がある。餅割鬼、尻くじり鬼の二匹により「泰平の餅」「六十四州の餅」「影の餅」を斧・槌で割ろう(災厄解除の祓を意味する)といろいろな面白い所作を繰りひろげ繰り返しながら踊り、最後に「影の餅」を斧で割る。

鬼が持って踊るミニサイズのたいまつと餅花を災難よけに授かる習わしがある。


今年も新しい一年が始まった。一陽来復(福)の春を心待ちにしている。


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長田神社の公式 HPを参照。

一部の写真は HPから転載。






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上賀茂神社に参拝 [文化想造塾【逸品殿堂】]

上賀茂神社は、本来「賀茂別雷神社」という名称の神社である。

上賀茂神社は、神殿の至るところに「二葉葵」の文様が刻まれている。「葵」とは、"神とあう"という意味のようだ。

本殿並びに権殿は国宝であり、ご存知の通り境内全域が世界文化遺産に登録されている。


学生時代に一度訪ねた記憶があり、半世紀近くぶりにご縁があって参拝した。

昨日は、「春の七草粥」を振舞っていただけると聞き、気分高らかに神に会いに出かけた。


毎年の恒例行事である"春の七草粥"に入れる七草は、上賀茂神社での行事に使うということで農家さんが特別に七草を栽培しているという。

今ではなかなか手に入らないものもある。入っても高値になり庶民の食卓にはのらぬ野菜になっている。


そして昨日は、上賀茂神社の冬の風物詩である「白馬奏覧神事」があり拝覧することができた。白馬奏覧神事は年始に白馬を見ると1年の邪気を祓って健康に過ごせるという宮中儀式・白馬節会(あおうまのせちえ)を起源として行われている。


本殿に立つと身も心も引き締まる。平安時代からの佇まいにただただ圧倒される。今日までいろんな時代を経て伝え継がれた形有るもの形無きものも、改めて本殿に立つと感慨一入である。


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歴史と自然が調和された優美さ。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

姫路城は、ご承知の通り世界遺産・国宝として国内外に知られ、訪れる観光客の多さでその知名度の高さが伺える。
その姫路城に隣接している名園「好古園」は、紅葉に訪れる観光客の目を楽しませている。
庭園は、9つの大小庭園と樹林帯や広場で構成されている。また庭園内には、築地塀・屋敷門・長屋門や渡り廊下で結んだ「活水軒」「潮音斎」をはじめ、本格的な数寄屋建築の茶室「双樹庵」がある。
この渡り廊下から眺める紅葉は、燦然とした絵巻物のような風景である。
そしてこの庭園は、池や水の流れで結ばれた池泉回遊式庭園で、最大の特徴は世界遺産・国宝姫路城を借景として楽しめる。歴史と自然がみごとに調和された優美な景観をつくり上げている。

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「国宝」鑑賞で目の保養。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

今日は京都に来ている。用事は午前中で終わり、お昼には国立博物館へ。明日で会期終了の特別展覧会「国宝」を観に行ってきた。


なによりも東寺所蔵の「両界曼荼羅」を目の前で観ることができた。その他の国宝等も圧巻。理解には乏しいが目の保養になった。


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四天王寺と松。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

先日、煎茶会で訪れた四天王寺の本坊玄関の衝立には見事な松の画が描かれていた。

そして待合いの大広間の中庭には黒松だろうか、あるいは五葉松だろうか、それはそれは見事な松があった。


煎茶席で使った茶室が「和松庵」という。松下幸之助氏が寄贈されたものと聞いた。""づくしである。

さらに座談会が行われた「方丈」の床の間には、歴史を想像させる中国松の壁画が描かれていた。


四天王寺はなぜこんなに松との関わりが深いのか、という疑問が湧いた。

歴史的建造物や庭園には、松は不可欠な定木である。松は天に昇る龍をイメージさせる縁起樹であるのはいうまでもない。


それにしても""へのこだわりが強いような気がしたので少し調べみた。

今回、見逃したのだが、極楽門と西重門の間に「鎧かけ松」という有名な松の木がある。この松は、源義経がここ四天王寺に一宿をとったときに、ちょうどよい高さの松を見つけ、自分の鎧をかけた、という伝説が伝わりこの名称になったようだ。


この伝説が、四天王寺の松づくしと深い関係があるのかも知れぬ。これは、私の勝手な想像に過ぎないが、源義経所縁の松となれば、松づくしになるのも不思議ではない。

松を見れば、天に昇る龍の如し、の気分になれるのなら嬉しい限りである。


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千年前から耐震構造の「五重塔」 [文化想造塾【逸品殿堂】]

京都 東寺の塔は、創建以来4度の焼失を経て現在で5代目となる。その5代目は、1644年江戸時代に再建されたものである。

塔が再建されたのは、過去4度とも焼失によるものである。一度たりとも地震で倒壊したという記録はないようだ。

弘法大師 空海が、嵯峨天皇から東寺を勅使されたときはまだ塔はなかった。その後、空海の命で塔が建立された、と伝えられている。

内部は、心柱は一本ではなく三層に分かれ接合されている。初層の心柱を大日如来に見立て、その周りに金剛界四仏と八大菩薩が安置されている。
四天柱には金剛界曼荼羅の諸尊が描かれている。この五重塔は、東寺金堂同様に立体曼荼羅の世界である。

この貴重な塔建物、内部が少々の地震では崩れない。それは歴史が証明している。 
55mの細長い建物なので、地震には弱い建造物に見える。それが千年以上も焼失以外で倒壊したことがない、というので不思議でならない。

話を聞いてみると、「耐震構造」の建造物だから、ということらしい。千年前から耐震構造設計がなされていたわけでもあるまい。いくら地震国 日本だから当時から地震に備え建造されたとはいくらなんでも思えない。近代建築学的な「耐震構造」ってのは、阪神淡路大震災後に整備されたと聞く。

しかしながら、資料によると、塔身が初層から最上層まで各層ごとに積み上げ構造なっていて、木材の接合部は切り組みや単純な鋲打ち程度で緊結されてない柔構造になっている。したがって地震のエネルギーは接合部で吸収され上層へ伝わるにつれて弱くなる。そして下と上の層が互い違いに揺れることとになる。
さらに、柱は短いため、倒れようとする力よりは元に戻ろうとする復元力の方が大きいので地震に強い、という理屈が書かれていた。

素人でもわかる説明だが、千年前当時に「耐震構造」として考えられ造られたのだろうか。門外漢ならではの貧相な思考である。
もし、そうであるなら、先人の知恵、工夫、思考はいまの文明を超えているとしかいいようがない。

そんな塔身や内部を観たく先日足を運んだ。最後に感想を書くなら建築工法云々ではなく、この世の空間とは思えない何かを感じさせる。ただただ圧倒された。

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写真はパンフレットをコピーしたもの。

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自然の光で見る若冲。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

京都 宝蔵寺所蔵の伊藤若冲の「竹に雄鷄図」や長沢芦雪の「拾得図」、鶴亭浄光の「墨蘭図」などの作品を鑑賞する特別講座が、京都市所有の、第3代、9代の総理大臣を歴任した山縣有朋の別荘「無鄰菴」で行われた。


今回の、この講座のテーマが「日本の絵画を知る"自然の光で見る若冲"」。それに惹かれ雨にも負けず参加した。

まず、掛けられていたお軸は紅葉の絵。この絵を蛍光灯で見るのと、自然の光の中で見るのと趣きや明暗の違いを感じながら鑑賞。


続いて本題の、若冲の「竹に雄鶏図」を今回の講座解説をしていただいた嵯峨嵐山日本美術研究所の学芸課長の岡田秀之氏が、「3年前にこの作品が若冲筆のものであると認定されて以来、表具を一式新しいものにし、その初披露となります」と前置きし掛けられた。


若冲が得意としている鶏の中でも、この絵は墨のみで描かれたもの。描き方などを詳しく解説された中で、尾羽根などとくに墨がどのくらい滲むかという計算をした上で描いている、という。


その絵が、自然の光の中でどのように見えるかを楽しむのが今回の主旨。自然の光の中では明暗がよくわかる。それによって鶏の動きが見えてくる。

若冲が実際に描いたときは、ランプの灯りか自然光の中である。若冲の想いが伝わってくるようだ。


絵の解説以外にも、表具や保存の仕方などなど多義にわたる解説も興味深い内容だった。

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